【マナブ×日本酒講座】ティスティング道場(生酒攻略)

「日本酒だったら生酒!」という方は多いですよね。
では、ブラインドで出されたら確信を持って生酒を選べるでしょうか?
申し込みはこちら

この講座では、生酒とは何かを理解した上で、
生酒の特徴が味わいで分かるようアプローチします。

●講座の内容
クラスによって範囲と深さが異なります

●:深く学びます  △:一部もしくは簡単に触れます
※内容は多少変更になる場合がございます

【ティスティング道場とは】
テーマを設定してシリーズで開催しています。なぜなら「ティスティングは一日にして成らず」だからです。2時間で劇的に進歩する特効薬もありません。ですが、やみくもに飲んでも遠回りになってしまいます。
この講座ではなぜそのような味わい・香りがするかを学び、能動的にアプローチをします。コツを押さえて、効率的にティスティング能力を向上させましょう。

【お願い】
1)お酒を「飲む」会ではありません。「飲む/酔う」ことを目的の方はご遠慮ください
2)受付は15分前からです。準備作業の都合上、15分より早くのご来場はご遠慮ください

【日時】
入門者向け      :4月13日(土)11:00-13:00
初心者向け      :4月14日(日)11:00~13:00
有資格者(中・上級)向け:4月14日(日)15:00~17:00

【対象者】
入門者
L日本酒を学んだことがない方
初心者
L日本酒を本格的に学んだことはない方、現在勉強中の方
有資格者
L日本酒の資格・同等の知識をお持ちの方

【参加費用】
早割:4,500円(4/5まで)
通常:5,000円

【申し込み】
事前にお申込みが必要です。下記URLよりお申込みください。
こちら

【ティスティング】
日本酒6~7種類をご用意

【ご持参いただくもの】
メモ・筆記用具

【ご注意】
飲み比べ・日本酒会・飲み会ではありません
ウエルカムドリンク、懇親会はございません
飲酒した上でのご参加はお断りします
自転車・バイク・車でのご来校は法律上お断りします

【場所】
VINSY Edu.(ヴィンジー エデュ)
駅から徒歩二分の新築デザイナーズ戸建てです


【住所】
東京都中野区東中野3-1-9 日本酒スクールVINSY Edu. 1F

【アクセス】
JR総武線東中野駅西口/大江戸線東中野駅A3出口徒歩2分
東西線落合駅2b出口徒歩8分

【主催】
VINSY 代表 真々部なり
(Sake Diploma International、Sake Diploma、Wine Expert)
日本酒スクールVINSY Edu. とお酒のセレクトショップVINSYを経営
代表:真々部なり
大企業でのSE、システム企画の職を離れ、2017年2月に独立
2017年Sake Diplomaを取得
2018年世界で12名のSake Diploma Internationalを取得

【問い合わせ】
レベルなどご不明な点がございましたら、お気軽に以下までお問い合わせください。
担当:田中健三郎(info@vinsy.net)

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YellowMagicWinery岩谷さんとワインのご紹介vol.1

4/19(金)の YellowMagicWinery岩谷澄人ワイン会に向けて、 岩谷さんとワインをご紹介していきます^^
イベント詳細はこちら

●HipHopDelaとは?
このワインは、岩谷さんが「YellowMagicWinery」というご自分のワイナリー名を冠したワインとして最初にリリースされました。岩谷さんのワインは、全て音楽のジャンルがワイン名になっていて、その後に続く「Dela」は=デラウエアというブドウの名前です。恐らく誰もが一度食べたことのある、紫色で粒が小さくて皮を出すのが少し億劫で甘い食用ブドウです。

●ワインにデラウェア?
少し話は逸れますが、デラウェアは、岩谷さんがワイン造りを始めた1990年頃は食用がメインで、ワイン用には余ったブドウしかなく、甘いワインに仕立てられていました。その時代に、デラウエアで辛口のワインを作った人が岩谷さんです。
どうやって?
簡単にできたのか?
同じ品種でも食用とワイン用とで何が違うのか?
市場に受け入れられたのか?
これだけでも質問がたくさんできますね^^

●ワインづくりは畑から
話を戻すと、このワインは山形県南陽市の竹田さんの圃場(ほじょう)で育ったデラウエアを使っています。(全てではないですが)、つくり手はワインの最終形をイメージして、ブドウ農家さんにどのようなブドウを作って欲しいかリクエストをします。糖度は、色は、大きさは、収量は・・・など。竹田さんとどのように話を詰めて行ったか、また質問できちゃいますね^^

左が岩谷さんで、右が南陽市のブドウ農家竹田さん

●味わいは?
竹田さんのブドウが色・糖度・輝き全て完璧だったことから、ブドウを茎から外さずに仕込んだこのワインは、とっても柔らかでジューシーな味わいです。茎の青臭さはなく、すりおろしリンゴのような優しい口当たりと旨みがふんわり口の中に広がります。

●濁っているのにピュア?
岩谷さんの代名詞として「にごりワイン」がありますが、このワインも濁っています。そして、旨み・複雑味を含みながら、「ピュア」な味わいでもあります。”濁っているのにピュア”って矛盾していますね^^でもこれが岩谷さんのMagicでもあると思います。

続きはまた次回ご紹介します。
当日岩谷さんにたくさん質問してくださいね^^

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新入荷のお知らせ【日本酒&ビール】

日本酒とビールが入荷しました!

女性杜氏の造るお酒は、キレイで飲みやすいのが特徴

●森喜酒造(三重県、伊賀)
  -山廃特純るみ子の酒雄町生原酒
  -特純るみ子の酒きもと生原酒
  -RieStyle山廃特別純米酒 ★ネコ日本酒
  -純米にごり酒Siesta ★ネコ日本酒
  -すっぴんるみ子の酒6号特純無濾過生原酒
ネコ日本酒は、ネコ好きな方への贈り物にどうぞ^^

純米吟醸無濾過生原酒は注文生産品で、マルト礎は、限定少数生産品

●黒澤酒造(長野県、南佐久)
  -黒澤純米吟醸無濾過生原酒2018★注文生産
  -マルト礎2018★限定生産
  -商売繁盛
商売繁盛は、開店記念の贈り物にいかがでしょう?

真ん中のビールは企画品のため無くなり次第終了です

●クラフトビールカンパニー(東京、浅草橋)
  -グラン・ルージュ
  -ろまんちっく乙女スタウト
  -ゴールデンエール
このほかにも5種類あります^^楽しくて迷っちゃいますね。
皆様のご来店をお待ちしております^^

東京都中野区東中野3-1-9VINSY1F(地図)
03-6876-8655
JR東中野駅西口徒歩2分、大江戸線東中野駅A3出口徒歩1分
桜山通りの韓国料理ソナムさんを左に曲がった砂利道の一軒家です
(道路に植木鉢が並べてありますが通り抜けできます)

金曜以外:14:00-20:00
金曜  :15:00-21:00
無休(研修・蔵訪問時のみお休みをいただきます)

#VINSY #VINSYEdu #東中野駅徒歩2分 #VINSYはお酒のセレクトショップと日本酒スクールです
#東中野を盛り上げたい #東中野にナチュールを #東中野でクラフトビール #ソナムさんを曲がって左に行くと植木鉢が並べてありますが通り抜けして左側です #るみ子の酒 #黒澤酒造 #生酛 #ネコ日本酒 #ネコのお酒

【終了】オープニングパーティ:ハヤシコウ氏描き下ろし個展&イタリアワイン


デザイナー兼イラストレーターのハヤシコウさんをお招きして2/22~27まで個展を開催します。
しかもキャンバスへの描き下ろし作品!ワクワクしますネッ^^

初日は、個展開催を祝してオープニングパーティを開催します。
是非お友達やパートナーをお誘いの上、是非ご参加ください♪
軽食と自然派ワインをご用意いたします。
コウさんの新作を鑑賞しながら、お料理とワイン、コウさんとのお話を楽しんでくださいね♪

日時:2月22日(金)20:00-22:30
場所:VINSY(ヴィンジー)
住所:東京都中野区東中野3-1-9VINSY
費用:3,500円
服装:カジュアル
申込:こちらをクリック
もしくは、03-6876-8655(VINSY)までご連絡ください
主催:VINSY 真々部なり

#ハヤシコウ #ハヤシコウ個展 #描き下ろし個展 #VINSY #VINSYEdu #東中野を盛り上げる #東中野にナチュールを #東中野駅2分 #桜山通り #ソナムさんを曲がって30歩 #イタリアワイン

【祝】ファットリアアルフィオーレ様ワイナリー完成!

ファットリアアルフィオーレ様集合写真

7月21日レセプションパーティに参加しました。

ファットリアアルフィオーレ様集合写真
アルフィオーレメンバーとお手伝い団長の平山さんと。レセプション終了後なのでみなさん緊張が解けて和やかな表情です^^

アルフィオーレさんは、昨年からお手伝いに伺ってワインも取り扱いさせていただいている大切なワイナリーさんです。

ご存じかと思いますが、ワイナリーは宮城県川崎町の支倉小学校の跡地を再利用したものです。

久しぶりに訪れた体育館は、とっても洗練された大人な空間にリニューアルされていました。

入り口の暖簾から始まり、カウンターテーブルやお手洗いの手水鉢まで全て宮城の職人さん達が手がけられた物。

それらはワイナリーのために作られた新しい物なのに、既に空間に馴染んでいて、随分前からこの日を待っていたかのように私たちを迎えてくれました。

気持ちのこもった、技術や伝統の技がこめられた作品が持つ力なのかもしれません。

 

開会挨拶の場はツバメが元気に飛び交う醸造所でした。

たくさんの方々の前で、目黒浩敬さんと坂口礼奈さんがそれぞれ挨拶をされて、和やかに会が開催されました。

アルフィオーレメンバーのいっこうさん・船山さん・安藤さんも相変わらず優しい笑顔^^チーズ担当の川井ともちゃんも研修先の北海道から馳せ参じ、お手伝い常連の方々もいらしててフルメンバーでのレセプションになりました。

ファットリアアルフィオーレ坂口さん
オープニングの挨拶をされる坂口さん。後ろに飛んでいる黒い物体はツバメ^

 

ファットリアアルフィオーレ目黒さん
オープニング挨拶をされている目黒さん。普段着でリラックスされている様子が目黒さんっぽいです^^

4年間の夢・目標が叶った心境ってどういうものだろう・・・、などと想いを馳せましたが、当の目黒さんは既に次のことに想いがあるようです。満足感よりも次を目指して自分を駆り立てる、そういう方なのだと思いました。

今週いっぱいまでオープニングイベントが開催されているそうです。醸造所の他にワインショップ、レストランもあるので、イベント終了後も是非機会を作って足を運ばれてみてくださいね。

Fattoria Al FIOREカウンター
ワイナリーを入ると素敵なカウンター空間が広がります

 

Fattoria Al FIORE内観
床のラインから、ここが元体育館だったことが想像できます。

 

Fattoria Al FIOREセラー
広々としたセラーで、アルフィオーレワインがずらり並んでいます。

 

Fattoria Al FIORE
リニューアルに携わられた方のお名前一覧。このように一人一人を大切にされているところが、アルフィオーレさんらしく温かみを感じます

 

ファットリアアルフィオーレ
宮城県柴田郡川崎町支倉塩沢9
0224-87-6869

【レポート】油長酒造(風の森)@奈良

油長酒造

油長酒造
少し前ですが、奈良の油長酒造さんを訪ねてきました。

「風の森」の銘柄名の方が通っているかもしれませんね。

13代目の山本さんには、第一回マナブx日本酒スクールで「飯米」のお酒を取り上げた際にご連絡いただき、是非訪問したかった蔵元さんです。

先日、全て一升瓶から四合瓶に切り替えた蔵元としても有名かと思います。

異例の蔵訪問

先に結果をお伝えすると、蔵見学がこんなに短かった訪問は初めてでした。(訪問時の最短記録。10月に別の蔵で更新されます:汗)

2時間のアポで、蔵に入れていただいたのは正味10分ほど。

それ以外は「30分は語りますよ」とのお言葉から始まって、「日本酒の歴史」についてたっぷり一時間はお話しいただいたと思います。

相当多くの文献を読み込まれたとのこと。漢字とカタカナだけの古い文献や絵巻図まで出てきて、山本さんの知識量の多さに舌を巻きました。

絵巻図

奈良だからこそ

しかし、聞いているとそれは日本酒発祥の地と言われる奈良で13代続く酒造だからこそ、歴史を正しく深く理解する必要があり、その上で現在のスタイルがあるのだと、全てが一本の道となってつながりました。

もう少し具体的に言えば、油長さんはなぜ四季醸造なのか、四合瓶なのか、笊籬(いかき)採りなのかといった今のスタイルを取り入れた背景に歴史があったということです。

できたてのお酒にこだわる

蔵の写真はFB掲載NGとのことでしたので掲載できませんが、できたてのお酒の風味をそのままに消費者へお届けするための創意工夫が随所に採用されていました。

 

日本酒

 

信念と挑戦

山本さんの強い強い信念と確信があるからこそ、波紋を恐れずに様々な挑戦があり、今の風の森があると思いました。

当時としては画期的な空調設備を蔵に導入されたお祖父様、菩提泉を復活させたお父様に続く13代目の山本嘉彦氏が思い描く今後のお酒がどのような物かがとても楽しみになり、蔵を後にしました。

【レポート】フジマル醸造所さんの畑仕事その4

フジマル醸造所さんの畑

5月に三日間お手伝いに伺い、前回は、カタシモワイナリーさんをご案内いただいたところまでお伝えしてました。

今回はいよいよ最終編です。

最初の畑の今(現実)

カタシモワイナリーさんから畑に向かってすぐに現れたのが真新しい住宅地。

『ここが最初に借りた畑があった場所』と、藤丸さん。

藤丸さんが畑を借りてから数年後、畑の持ち主が他界されたことから、売りに出されて今は新しい家が建っていました。そこが葡萄畑だったと言われても見る影もなく・・・。

『見ると辛いからいつも違う道を通るようにしている。』

最初に借りた畑には、格別の思い入れがおありだと思います。ここでも後継者問題が現実問題として感じられ、藤丸さんのお気持ちを思うと気の利いた言葉一つも出てきませんでした。(なので、写真もありません・・・)

 

手作りの畑

急な山道をぐんぐん上っていく途中で案内していただいたのが、藤丸さんが一人で開墾された畑。

一見普通の山に見える草藪の先に丸太の細い橋。

農機具も入れられないし、その前にこの急斜面では手作業しか選択肢がありません。

杭も番線(ワイヤー)も手作りで工夫が詰まっているとのこと。

一人で開墾して葡萄木を植えて杭を打つ。病害や害虫にやられたりしたこともあったはず。

そういうときはどうやって乗り越えたのだろう。孤独とどう戦ったのだろう。最初の畑のエピソードもあり、そう想わずにいられませんでした。

雨には抗えず

そして最後に向かったのがあの転げ落ちそうな崖路の終点にある畑です。

藤丸さんの車は入れないので、途中から徒歩で向かいます。

今にも雨が降りそうな畑で前日同様誘引を続けます。

棚仕立ての畑で上を向いて首をかしげながら、テープナーで誘引して芽かきをします。残念ながらこの日はお昼前に本降りになってきたため、ここで作業は終了(>_<
その後、ワインショップの物流センターを見学させていただき、大阪三日間は終わりました。

オプション満載であっという間の三日間でしたが、藤丸さんが大切にされていること、岩谷さんのワイン作りへの情熱などを会話や畑作業を通して傍で感じられる貴重な機会でした。

最後に

藤丸さんと言えば、レストランやワインショップを経営されているので、派手に映るかもしれません。

ですが、この三日間を振り返って、藤丸さんの根っこは葡萄畑にあるのだと思いました。

ワイン用の葡萄木は生食用と違い下に下に根を張ります。

藤丸さんの根っこも大阪という地中深くに根を伸ばし、大阪の葡萄畑を守るため、ワインを日常に感じられる日々をつくるためにあるように思いました。

みなさんが藤丸さんのワインに出会うのは、レストランのクロスがひかれたテーブルやオシャレなワインショップかもしれません。

でもそのワインが実はこういう崖の先でできて、毎朝一人で葡萄畑に通われた日々の積み重ねからできていることを少し思い出して、背景も味わっていただけたら嬉しいなと思います^^
最後までお読みいただきありがとうございました。

フジマル醸造所さんの畑
かなりの急斜面。ここで作業をするのは半端ない重労働です。想いの強さを感じます。

 

フジマル醸造所さんの畑までの道
道が狭いので車を置いて徒歩で畑に向かいます。先に見えるのは私の荷物を持って下さる藤丸さん

 

フジマル醸造所さんの畑
157cmの私が首を傾げて作業をするので、男性は腰の負担も大きいはず。好きじゃなきゃできないし、好きだけでもできない作業です

【レポート】フジマル醸造所さんの畑仕事その3

カタシモワイナリー外観

5月に三日間、フジマルさんの畑作業を手伝いに行ってきました。

三日目のお迎えは藤丸さんご本人。

是非見て欲しいと案内されたのは、安堂駅近くにあるカタシモワイナリー。

カタシモワイナリー外観
葡萄畑脇の小道を歩き進むと日本家屋のカタシモワイナリーさんが現れます。

 

カタシモワイナリー内観
醸造所の二階はギャラリーになっていて、木製の圧搾機(ぶどうを搾る機械)の他、当時のラベルなどがありタイムスリップしたようです

スタートアップ当初の藤丸さんに畑を紹介し、後に醸造設備まで提供してくださったのがカタシモワイナリーの高井社長というのはご存知の方も多いはず。

駅から歩いて数分で現れた趣のある日本家屋のワイナリーは、その姿で歴史を静かに物語っており、醸造所では「ひやしあめ」の仕込み中でした。

なぜワイナリーでひやしあめなのか?

ワインづくりにはシーズンがあり、収穫の秋が最も忙しく、初春の瓶詰めが終わると醸造所では作業が無くなります。

高井社長は雇用を絶やさないよう、ワインのオフシーズンには「ひやしあめ」を作られています。

古くから地域に根付くカタシモワイナリーは、ワインをつくるだけでなく、地域の雇用をつくり・維持をされている。

正社員やパートに関係なく、どんなに時間がかかっても一人一人に向き合って話を聞いて事業をここまで継続されてきたとのこと。

カタシモワイナリー加工中の従業員さん
ひやしあめの原料であるショウガを加工される従業員さん。奥にある石の重りにも歴史を感じます。

雇用を維持するために仕事をつくる

高井社長が地域をいかに大切に想われ、従業員やその方の生活を尊重されているかを、少しばかり窺い知ることができたように思います。

カタシモワイナリー高井社長
スピーチ中の高井社長。優しいお人柄がうかがえます^^

そしてカタシモワイナリーのワインと言えば、「たこシャン」が有名ですが、その軽やかな味わいの裏に高井社長の地域への想いがあることを知りました。

高齢化による耕作放棄地は日本の大きな問題ですが、就農したいと畑を借りたくても農家の方は見ず知らずの人に畑は貸して下さらないと聞きます。

藤丸さんが畑を借りられたのは、高井さんのお力添えがあってこそなのですが、そこには地域への想いがあったからだと思いました。

この後は、藤丸さんの最初の畑に向かいます。

続きは最終編にてご紹介しますね。

藤丸さん
貯蔵庫に案内してくださる藤丸さん。二重扉の向こうには温度管理されたワインが眠っています

 

カタシモワイナリー従業員の方々
出荷に追われる従業員の方々

 

カタシモワイナリー出荷場
日本家屋の奥にある出荷場

 

 

【レポート】フジマル醸造所さんの畑仕事その4

 

【レポート】フジマル醸造所さんの畑仕事その2

フジマル醸造所さんの畑

5月に三日間、フジマルさんの畑作業を手伝いに行ってきました。二日目は岩谷さんに迎えに来ていただき、小型の軽トラでいざ出陣!

向かったその先は、、、細い山道の崖の先・・・。車のボディをこすらないと曲がれない細~い山道の先。畑に行くだけで命がけです(>_<

フジマル醸造所さんの畑
この細い山道は左手奥までずっと先まで続きます。そして道の下は崖・・・。やばいです。

当日向かった畑は、岩谷さんの軽トラでしか入れないある意味秘境の地。もちろんトイレなんてありません。畑作業に精神を集中して、一日トイレを忘れるのみ(笑

 

今回は、棚仕立てのデラウエア畑で誘引・除葉です。一つの主枝から一番良い新梢を誘引し、残りを除葉します。

デラウエア
160cmほどの棚仕立てのデラウエア。この中から残す新梢・花芽を選びます。

ここで「もったいない」は厳禁。

ワインにしたときの味わいを見越した設計であり、作り手さんの方針なのです。

『畑作業の時からどのようなワインにするか、その味わいやエチケットのデザインを考えながら作業をするんだよ』と岩谷さん。

 

 【手順】

 1)一本の主枝から出る新梢、花芽を注意深く確認

 2)一番良い(=残す)新梢を選ぶ

 3)残す新梢を番線(ワイヤー)にテープで固定

 4)他の新梢を取り除く

 5)1)から繰り返し

 

棚仕立てなので、主枝は多数あります。しかも、くねくね伸びているので、途中でどの枝の新梢なのか隣の木の枝か分からなくなるので、個を見つつ全体を見て確認する必要があり、なかなか作業は進みません。ちなみに固定する器具は、誘引結束機(テープナー)といい、テープは光に当たって将来は土に返るものなので、畑に落としてもよいとのこと。

テープナー
誘引に欠かせないテープナー。雨で濡れるとテープが送られない(出てこない)ので、都度手で引っ張り出します。

 

テープで固定している様子
新梢を番線(ワイヤー)にテープで固定します。固定する箇所を間違えると花芽が取れるので注意深く・・・

 

この日は雨が本降りになって、レインカットのビニールに雨が当たり滝壺に入ったような轟音で、岩谷さんと会話もできず顔を見合わして笑うのみでした。

誘引した新梢
誘引した新梢。他の新梢を取り除いてスッキリです!

 

初めて棚仕立ての誘引をしましたが、風を入れるためにビニールが途中開けてあるので、足はぬかるみ、手を上げている袖口から雨が入り込み、後半は二人とも雨でビッショリ。

その上、一日中手を上げて首を傾けて作業をするため、気がつくと腰が固まって全く動かなくなりギックリ腰になるかと冷や汗をかきました。ここまで重労働だと、お年寄りの農家さんがやむなく畑を止めてしまうのも理解ができます。。。

 

今回の作業を通して、生半可な情熱だけで畑作業を続けられるものではないと改めて思いました。継ぎ手のいない畑を引き受けて、毎朝畑に出かけて作業をし続けた藤丸さんは、畑で一人何を思われてたのでしょうか。。。

 

この続きは三日目のレポートでご紹介します。

【レポート】フジマル醸造所さんの畑仕事その3